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【緊急特集】大谷翔平 今季投球回避

更新日:2023年8月28日

衝撃のニュースが世界を駆け巡った。8月23日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは大谷の右肘靱帯に損傷が見つかったことを明かし、今季の投球をシャットダウンすると発表した。手術を受けるかについては、セカンドオピニオン得てからの判断と説明した。


大谷は2018年に右肘靱帯を損傷した際は側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、19年は登板なしに終わった。当時は24歳でセカンドオピニオンなどにも相談手術の必要はないとの意見もあったが、160km台のフォーシームで自分らしく勝負したいと考えた大谷は手術に踏み切った。今回、来年30歳を迎えることもあるのだろう、手術を受けるかどうかはまだ明らかになっていない。


”今回の故障は避けられなかったのか?という疑問が誰の胸中にも沸くわけだが、

結論から言うと避けられた可能性は高い。


年初のWBCでの大活躍から始まり今年は投打ともフル回転で今日8月26日時点でホームランは44本(ア・リーグ1位)打点、打率ともベスト3をキープしている。投手成績も防御率3.14で3位、被打率1位、2年連続の二桁勝利10勝。6月、7月と2ヶ月連続のア・リーグ月間MVPとまさに前人未到の活躍を続けていた。


ただその異次元の活躍をみせた大谷もオールスター出場明けの頃から明らかな疲労の色が顔色からも見え始め、7月28日のトロントブルージェイズ戦では2日連続で痙攣の症状で途中交代。日本の医療専門家も明らかな疲労の蓄積が原因で医療現場でよく使われるヒヤリハットで重大な事故の1歩手前の状態だと警告していた。兎に角休むこと。それが最良の薬だと発言している。


その後8月3日のマリナーズ戦に登板。4回無失点ながら59球で降板。試合後、右中指がつったこと明かした。


中5日をおいた9日のジャイアンツ戦では6回1失点で10勝目を挙げたが、その4日後、自ら首脳陣に右腕の疲労を訴え、先発を1回飛ばして欲しいと直訴した。この頃の大谷の異変には他球団の首脳も気づいており特に


アストロズのベーカー監督はNumberのインタビューでも


と語っている。この見解は概ね他球団の名将と言われる人たちは同様な意見を持っていたようだ。当のエンゼルス監督 ネビンといえば”彼は疲れているだけだ。”と何の科学的根拠も無い発言を繰り返すのみで、毎試合それでも出場を希望する大谷に定期的な休養日を指示することはなかった。実際これまで2023年先発投手として23試合に出場しながら、たった2試合しかスタメン欠場していない。これはどうみても異常で、先述の「ヒヤリハット」が8月は常態的であったことを裏付ける。また今年のエンゼルスのレギュラーの故障者数も異常で、ザッと見ても


サイス(キャッチャー)10日間IL、大谷(投手/DH)投手として今シーズン終了、クロン(ファースト)10日間IL、ネト(ショート)、10日間IL、ウォード(外野手)60日間IL今シーズン終了、デベンスキー(投手)15日間IL、バックマン(投手)60日間IL、アデル(外野手)60日間IL、レンドン(サード)60日間IL、トラウト(外野手)10日間、ILウルシェラ(サード)60日間IL今シーズン終了ジョイス(投手)60日間IL、スアレス(投手)60日間IL、キハダ(投手)60日間IL→今シーズン終了、ウォーレン(投手)60日間IL→今シーズン終了、ロドリゲス(投手)60日間IL→今シーズン終了、ダニエル(投手)60日間IL


ウォードのようなデットボールによる怪我を除いてもあまりにも多く、エンゼルスの管理能力(メディカルスタッフによるチェック、ストレッチトレーニング、スケジュール管理)が全く機能していないことが明らかである。


実際昨日のTalkin’Baseballのペリー・ミナシアンGMへの取材の中で

"シーズンを通して、大谷の先発が延期された時でさえ腕の疲労に関するイメージングを何もしていなかった"と驚きの発言をしている。


このエンゼルスの球団体質に関しては、大谷マニアでも知られる米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストベンバーランダー氏が「エンゼルスはショウヘイを利用できるだけ最大限 利用し、持っている価値全てを絞り出させた」と痛烈に批判している。


怪我の発覚後も、大谷は日本人初のホームラン王もかかっており、何より自身が試合に出たいということもあるのであろうが、DHとしては現時点出場を続けている。

多分今のままだとシーズン終了後に2度目の手術を受けるかどうか判断するのであろうが、「2度目のトミー・ジョン手術は成功率が高くない。」といわれるが、数年前のワシントン・ポスト紙でロバート・ケラー外科医が同手術について「戻ってくる可能性は高いです。以前のようにはならないかもしれませんが、ほぼ元の状態に戻ります。2回目の手術をすると、戻ってこないこともありますし、戻ってきても以前ほど長くは投げられません」と述べていたり、日本で肘の内側側副靭帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)の第一人者、慶友整形外科病院の古島弘三副院長談(日刊スポーツより)からは、

■古島氏「負担は右打者と左打者でも違う。右投げなので、左打ちの方が負担がかかるリスクは少ない。右手はインパクトの瞬間に引っ張られる力が加わるわけではない。バットを投げ出す瞬間、外角低めを打ちに行った時はリスクがあるかもしれない。通常、それほど打撃で影響は大きくない。ただ、手術直後や手術からの復帰過程では注意しながらになる。現状、痛くないなら、打つことは可能。打つ時にも痛みが出るようなら、かなり危険だ」

■ 古島氏「アメリカの論文では、2度目の手術の復帰率は50%ぐらいとなっている。ただ、我々のやり方では、2度目でもそんなに低くない。しっかり治療すれば大丈夫」

■古島氏「PRPは効果がないと思う。切れたところが治る、移植した再建靭帯がつながることは、PRPでは無理です。除痛効果は多少あると思うが、それだけで、根本的治療としては1度手術している人には、あまり効果がないと思う。ただ、靱帯ではなくて、前腕の筋肉や屈筋群、肘の内側についている筋肉の炎症であれば、PRPの効果はあるが」

■古島氏「切れたのなら、するしかないと思う。移植した腱(けん)が部分的に切れてくると、投げていればさらに切れてくる」


そうであれば一刻も早い手術で再来年にはまた先発は無理でも二刀流を観たいファンも多いだろう。幸いにも1回目の手刀医師は全米NO1の凄腕でしかもドジャースのホームドクターと聞く、これを機に同じLAの人気球団にしてワールドシリーズを常に狙えるドジャースへのFA移籍を強く希望する。












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