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YOASOBI愛聴曲3選

更新日:2023年8月12日


今や飛ぶ鳥を落とす様な活躍のYOASOBI Ayaseとikuraのユニット。

ソニーが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を音楽化するという事から始まったものだが、コレは僕も2012年から2013年にかけて制作とマーケティングで大きく携わった「脳漿炸裂ガール」や「地獄型人間動物園」から生まれた「ガールシリーズ」と似た所謂、同人誌と絵師とボカロPによって生み出されたボカロカルチャー(当時はドワンゴが、ニコニコ動画というプラットフォームの中である意味独占していた世界)にも起源をたどれる。事実Ayase氏もボカロPとして活躍していた訳だ。

彼の作風は矢張りこのご時世、所謂まともな神経と感覚で生きていれば、暗闇と不条理しか無い。対立する二者があった時、その正義は何方にもそれなりの言い分があり正しいというジャッジは難しい。幸せの価値観というものが不安定で不確実な中でも、矢張り最後はキミを信じたい、”その為には強くなりたいそれだけは嘘は無い”

というという所に帰結していると思う。これは同世代の文學的なアプローチの矢張りボカロ文化出身のヨルシカにも感じる。


1.「怪物」

前述した通り、正に今の世は正気の沙汰では無い。

優しく誠実だけなら、誰かに食い潰されてしまう。そういう厭世的な主人公の心情の中で世界に食い尽くされるなら、自分が弱い自分自身を喰らい尽くしてやる。そして強くなって大切なキミを守りたいという。今の若者の心情を吐露した楽曲。怪物という比喩表現が、世間なのか、其れとも自分なのか?其れも面白い。


2.「アイドル」 正に超ヒット中、日々何億再生更新、Appleミュージックのグローバルチャートで日本人初の一位獲得、ビルボード総合16連覇など凄まじ快進撃をアップトゥデイトし続けている楽曲。テレビアニメ「推しの子」オープニングにドンピシャなタイアップ楽曲であった事はさる事ながら、そのBPMの高速度疾走感、ゴスペルからゴシック様式美なロック調合唱、トラップなラップ、ボカロエレクトロなサウンド、そして王道な、アイドルオタ芸的な手拍子とキャッチャーなメロ🎵サビと目眩く展開は、ジェットコースターというより戦闘機マッハのアクロバット飛行の様な世界観だ。 またその歌詞の面白さは英語バージョンと比較して聞けば引っ掛けた空耳アイロニックな言い回しの面白さにも気づく(例、誰も→that emotion) 仕掛けが多すぎて最早どこまで数値が行くのか楽しみだ。

YOASOBI / Idol (「アイドル」English Ver. )


3.「夜に駆ける」 YOASOBIの出世作。小説投稿サイトの星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』が原作。オケ音源総制作費¥3000というからギター以外は殆どAyaseの宅録。ボカロP的な作り方からの過渡期にもあたる作品。ikura自体もインスタで歌っていた動画をAyaseが見つけたという事からも正に今時と言って良いのだろう。此処から彼らの伝説は始まる訳だが、精神学者フロイト的な欲動「タナトス」に象徴される様に、都会のど真ん中で生きる男女に厭世的な死生観が漂う作品。多分此処から彼らは"でも強く生きないと"という一つのプラス思考も芽生えた作品であろう。ボカロ的なデジタルの中に何か精神的な浮遊感や危うさを感じるサウンドと歌声が、矢張り長く未来にも希望の持てない若者達に刺さったのだと思う。














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